シーア派の三日月:イラン・UAE・イエメンの関係から見える「同盟」

執筆者:飯島健太 2022年3月8日
タグ: イラン
エリア: 中東
イエメンの首都サヌアで、戦死した戦闘員のひつぎを前にスローガンを唱える武装組織フーシ派のメンバーら=撮影2021年2月16日(C)AFP=時事
イランはイスラム教シーア派を国教とし、中東で国境を越えて広がるその勢力圏は、「シーア派の三日月地帯」と呼ばれてきた。しかしその実態は、宗教を通じた強い絆で結ばれているという語感とは異なり、イランによる戦略の産物である一面が見逃せない。

 

「シーア派の三日月地帯」の温度差

 現在、中東で活動する主要な親イラン勢力には、イラクの人民動員隊(PMF)やレバノンのヒズボラが挙げられる。イランはシリアのバッシャール・アサド政権と友好な関係で、イランの革命防衛隊が育成した民兵組織ファテミユン旅団も、存在感を見せてきた。

 いずれの勢力も、過激派組織イスラム国(IS)の掃討に欠かせない役割を果たした。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
飯島健太 1984年、埼玉生まれ。朝日新聞テヘラン支局長。2007年に入社後、奈良、高松総局を経て大阪社会部(事件・調査報道)、国際報道部に異動。2018年にロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)国際政治学修士課程を修了し、2020年4月から現職。
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