航空自衛隊のF2支援戦闘機(旧FSX)に新たにレーダーの欠陥が見つかり、防衛庁から「失敗作」の声が聞こえ始めた。F2はF1支援戦闘機の後継機として日米共同で開発された。一体成型複合材の主翼やフェーズドアレイレーダーといった日本独自の技術を盛り込んだ意欲作だったが、まず地上での強度試験で主翼に亀裂が入る。水平、垂直尾翼にも問題が見つかり、横転性能など戦闘機として必要な能力にも疑問符がついた。そして今度はレーダー。操縦士は「肉眼で見えるまでレーダーに映らないことがしばしばある。まるで役に立たない」とあきれる。
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