“再編”急加速状態のプロ野球界だが、経営改善を長年怠ってきたツケは大きい。10球団になっても採算はとれない可能性が高い。 パリーグのオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併を引き金に、日本のプロ野球がおよそ半世紀ぶりに再編に動き出した。七月七日に開催されたオーナー会議で、従来の12球団から10球団へ集約し、来季は五十六年ぶりに1リーグ制になる構想が明らかとなった。球団経営の悪化を親会社が無視し得なくなってきたことが球団数削減の直接の理由だが、プロ野球界全体が社会の構造変化に合わせた改革を怠ってきたツケが一気に噴出してきたのだ。
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