地震発生を受けて、私の「アフリカの部屋」についての考え

執筆者:白戸圭一 2011年3月18日
タグ: インド 日本
エリア: アジア

 この数日間、地震、原発災害、政府や東京電力の対応、マスコミの報道などについてのウェブ上での様々なコメントを読みながら、自分はこの「アフリカの部屋」に何を書くべきかを考えていました。足元で未曽有の大災害が発生している最中に遠く離れた「アフリカの話」を書くことは、あまりに間が抜けている気もします。また、日本国民の一人として、日本が直面している問題や社会の在り様について発言したい、という気持ちがあるのも事実です。また、2004年のインドネシア大津波の発生時に、発生直後から被災地で長期間取材した経験もあるため、津波の被害について何かを書いていくべきではないかとも考えていました。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
白戸圭一(しらとけいいち) 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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