ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソン会長は九月末、宇宙旅行を事業化する計画を発表した。二〇〇七年をメドに二千三百万円という価格で上空約百キロまで宇宙船で行き、二時間ほどの飛行時間で、五分間足らずの無重力状態を体験するというツアーだ。総額一億ドルを投じて機体を米航空宇宙開発会社スケールド・コンポジッツ社と開発し、五年間で三千人の参加者を見込む。 現時点では民間人が参加できる宇宙旅行はロシアの宇宙船ソユーズに同乗し、国際宇宙ステーションに短期滞在する方法しかないうえ、二十億円以上かかる。
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