深層レポート 日本の政治
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自民党「参院選後」の頭痛のタネは「公明党」
「選挙に絶対はない」とは、政界でよく使われる言葉だ。ただ、6月23日に投開票された東京都議選の結果を見るかぎり、7月21日投開票の参院選の結果はある程度予想がつく。多少のずれはあるだろうが、自民党は議席数を大きく伸ばし、民主党は後退するだろう。問題は選挙後の展開である。
安倍晋三首相にとっての今後の課題は念願である集団的自衛権行使の容認や憲法改正であり、それに加えて、判断を誤ることができない消費税増税や成長戦略などであろう。だが、そうした政策を進める上で、気がかりな点がある。公明党の存在である。

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