アフガニスタンとパキスタンで米国の軍事的存在感が増している。 まず、現地の軍事筋によると、米軍は最近、アフガニスタン北部ワジリスタン地区を攻撃するため、パキスタン軍のヘリ操縦士やコマンド要員との合同訓練を強化。また、パキスタン北西部のペシャワル近郊に駐屯するパキスタン軍特殊部隊ともテロリスト掃討訓練を重ねている。 これらの合同訓練は、最新のハイテク兵器を使用し、夜間にも実施。「09L」と呼ばれる米陸軍の言語特殊兵も多数投入されている。「09L」は、アフガニスタンで話されるダリー語やパシュトゥン語のほか、アラビア語にも堪能で、現地の文化や風習にも通じている。

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