発展速度を早めるインドで日本はなにができるのか 売る――インドは「巨大な単一市場」ではない

執筆者:本誌取材班 2006年8月号
カテゴリ: 国際

 人口は中国に次ぐ十一億人。このうち消費の活発な中間層(年収三千ドル以上)は二〇〇五年段階では六百万人だが、これが爆発的に増えて、二〇二五年には四億人、二〇四五年には十四億人に達する――。 市場としてのインドについて、よく耳にする数字だが、中間層云々という話のベースは、二〇〇三年の秋に米国の大手投資銀行、ゴールドマン・サックスがまとめたリポート。そのリポートでインドはブラジル、ロシア、中国とともに、その頭文字から「BRICs」と名付けられ、海外からの投資に拍車がかかった。 とはいえ、インドで製品やサービスを販売する企業にしてみれば、こうした大括りの数字はあまり役に立たないようだ。「インドで売る」ために不可欠なのはむしろ、ミクロレベルの事実だろう。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み

池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top