道路建設を警備するためインドがアフガン“派兵”

執筆者: 2008年2月号
カテゴリ: 国際

 アフガニスタンで、カブール、カンダハル、ヘラートといった主要都市を結ぶ環状道路とイラン国境の町ザランジをつなぐ二百十七キロの戦略道路を、インド国境道路機構(BRO)が建設している。この道路建設に反発するタリバンからの攻撃が止まないため、インドは昨夏七十人のITBP(インド・チベット国境警察)部隊を派遣したが、状況は改善せず、新たに百三十人以上を派遣して警備を強化し、五月の道路完成を目指す。 道路はアフガニスタン南西のデララムで環状道路から分れイラン国境へ向かう。イランはそこからアラビア海に面するチャーバハールの港を結ぶ道路を整備中で、二つの道路がつながれば内陸国アフガニスタンにとってはパキスタンを経由せず、より短距離で海に通じる道が開ける。だが、タリバンは、インドがアフガニスタンへの影響力を高めることを阻止すべく、道路建設にあたる三百人ほどのインド人技師を標的に誘拐や殺害を繰り返している。

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