「狙いは自分だった」言い張るユドヨノ大統領

執筆者: 2009年9月号
カテゴリ: 国際

 そのテロ事件直後の記者会見で、大統領選で圧倒的な強さをみせて再選されたばかりのインドネシアのユドヨノ大統領が、不用意な発言をして政治混乱を招いている。 会見したユドヨノ大統領は、「射撃訓練に使われた」とする銃痕の残る自分自身の写真を示し、「私を狙ったテロの演習を繰り返している集団がいる」と語った。テロの標的は自分だったと言わんばかりの口振りで、あげくに「私の再選を阻む勢力がいる」とまで言ったのだ。 発言は、テロが政治的背景、特に大統領選に絡む背景を持つとの見方を大統領自身が示したものと解釈され、大統領選を戦った対立候補陣営からは、一斉に反発の声が上がった。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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