情報通信社会に不可欠なインフラである大容量高速ネットワーク網。IT戦略本部が策定した「e-Japan計画」でも、「五年以内に少なくとも三〇〇〇万世帯が高速インターネット網に、また一〇〇〇万世帯が超高速インターネット網に常時接続可能な環境を整備する」としている。その核となるのが光ファイバーケーブルだ。すでに東京都心部などでは、一般家庭に直接光ファイバーを接続するFTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)サービスが始まっている。 光ファイバーによって大容量の情報を高速で長距離伝送する。この技術の可能性を理論的に証明して情報通信社会の扉を開いたのは一人の日本人科学者であった。名前を長谷川晃という。
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