「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などとおだてられて、舞い上がったのはいつのことだったのか。「経済三流」の現実を目の当たりにして、日本全体が意気消沈している昨今だが、「世界に勝つ」を目標に敢然として立ち上がろうとしている地域がある。それが、実は丸の内である。 丸の内から大手町にかけての地域にある企業数はおよそ四千社。GNP(国民総生産)の二〇%を生み出しているという試算もあるほどだが、長い間、ここはドブネズミ色の背広にネクタイを几帳面に締めたサラリーマンと、制服に身を固めたOLだけが棲む、閉鎖的な空間とみなされてきた。
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