中国の国家発展改革委員会が策定した「西部大開発125規画」――西部地域を舞台に環境、交通、水利・水力、科学技術・教育などを軸とする125の開発プロジェクト――が2月20日、国務院によって正式決定された。これによって広西チワン族自治区の北部湾(トンキン湾)など11の重点経済区の優先的開発推進の方向が定まっただけでなく、国境を挟んで東南アジア大陸部諸国に臨む昆明、南寧、重慶、貴陽などの重要都市における対外開放を促し、さらに中国西部に位置する寧夏地区と西に連なるアラブ・イスラム圏の都市との連携を進めようという方針も打ち出された。
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