広州に本拠を置く南方週末の記事差し替え問題が9日、北京にも飛び火した。
南方週末の問題で、党中央宣伝部は8日、各メディアに対し、党の検閲と記事差し替えに反旗を翻した南方週末を批判した人民日報系の「環球時報」の評論を転載するように命じた。ほぼすべてのメディアが応じたが、北京の夕刊紙として人気を集めている「新京報」は戴自更社長が自らの首をかけて転載を拒否しようとした。8日から9日にかけての新京報と党側との緊迫したやりとりが、新京報の記者によって外部に伝えられ、戴社長は9日の中国ネット上で「英雄」となった。
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