第2次安倍内閣が発足した翌日の昨年12月27日、河北新報社会面に「東北・有権者の願い」という特集が載った。「被災地が何を期待しているか」の手掛かりに、一端を紹介したい。
「青森の農家は高齢化が進み、後継者がいない。経営も苦しい。TPP(環太平洋連携協定)は一体、誰の得になるのか。衆院選では農業を守ると訴える自民党候補に投票した。安倍政権には東京の理屈で地方を切り捨てることのないよう願う」
「また不安定な政権になるのではないかという心配もあるが(中略)生活に密着した発想で人の痛みにも心を配りながら、景気回復を図ってほしい」

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