“熱帯への進軍”最前線を歩く(8) 碑文から読み解く中国「西南開発」の歴史と狙い
ふたたび現地に話を戻すことにする。
拉孟を東に向かって坂道を下ると、正面に怒江の赤茶けた濁流がみえる。2本の鉄橋が架かっているが、当時の恵通橋は鋼鉄の橋桁を残すのみ。橋の袂に、ここで激戦があったことを物語るかのようにトーチカが残っていた。
ここでUターンし、拉孟の激戦跡を巡って龍陵に引き返す。
龍陵の街の中心部、拉孟に向かって延びるメインストリートに面して『龍陵抗戦記念広場』があり、その一角に『龍陵抗戦記念広場修建碑記』が立っている。
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