インテリジェンス・ナウ
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習政権の「爆弾」を米国内に匿うオバマ:令完成氏の引き渡し拒否

執筆者:春名幹男 2015年9月29日
エリア: 北米 アジア

「キツネ狩り」。海外に逃亡した中国の腐敗幹部を発見して中国に送還する工作のことだ。ホワイトハウスで行われた習近平国家主席とオバマ米大統領との首脳会談では、この問題も議題になった。
 中国側が要求していた胡錦濤前国家主席の元側近、令計画氏(58)の実弟で米国在住の令完成氏(57)の引き渡しをめぐって、双方は火花を散らしてきた。しかし、首脳会談の結果から見ると、オバマ政権は令完成氏の中国への送還を拒否したようだ。
 首脳会談後の発表資料によると、腐敗に対する両国司法当局間の協力について、両首脳は「犯罪捜査、逃亡者の身柄送還、資産の回収の問題で協力を拡大する」ことで一致したとだけ記している。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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