中国マカオ特別行政区の何厚カ行政長官は四月二十二日、「中央政府の胡錦濤国家主席の指示により、今後、新しい賭博業者の参入は認めないし、既存の業者にも新規に賭博場を開かせない」と宣言した。マカオは現在、ギャンブルバブル状態にあり、昨年一年間だけで経済成長率二七・三%を記録した。 何行政長官は「マカオの未来には、持続的、協調的な発展が必要である。現在域内では六業者が営業し、すでに賭博業は飽和状態にある。民間各団体も特別区政府の方針を支持している」と指摘した。そして、相当長期間にわたって新規参入、新規開設は認めないとの方針を示した上で、「これは中央政府の考え方であり、指示でもある」という点を再三強調したという。
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