風の向こう側 (15)

一流プロを支える「伴侶」は永遠の「ソウルメイト」

執筆者:舩越園子 2018年1月25日
タグ: 日本
エリア: 北米
昨年3月の『アーノルド・パーマー招待』を制したM・リーシュマンと、敗血症と闘った愛妻オードリー、子供たちの物語は世界中で報道された(『GolfDigest.com』より)

 

 1999年に飛行機事故でこの世を去ったペイン・スチュワート(享年42)の物語には、いつも愛妻トレイシーの存在があった。

 スチュワートの死後にトレイシーが著した『Payne Stewart』(日本では『ペイン! 20世紀最後のプロゴルファー』ゴルフダイジェスト社、舩越園子訳)の中で、トレイシーは最愛の夫を「永遠のソウルメイト(心の友)」と呼んでいた。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top