「ペンシルベニア州下院補選」勝利した民主党の「教訓」

執筆者:足立正彦 2018年3月26日
エリア: 北米
トランプ大統領も度々選挙区入りしたが、敗北を喫してしまった(右が共和党候補のサッコーン氏)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 3月13日に投開票が行われたペンシルベニア州第18区選出の連邦下院議員補欠選挙の勝者がようやく明らかになった。投票日から8日が経過した3月21日、共和党候補として出馬していた同州議会下院議員4期目の60歳のリック・サッコーン候補が、元海兵隊員で元連邦検事でもある33歳の若きコナー・ラム民主党候補に対して敗北を認め、ラム氏が勝利することとなった。早ければ3月26日にも選挙結果が最終確定されることになる。ラム候補はサッコーン候補に対して627票の僅差でリードし、得票率はラム候補49.8%、サッコーン候補49.6%と大接戦が展開され、投開票当日には選挙結果が判明せず、期日前投票などを含めた集計が行われていた。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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