
「芸術表現としての椅子」が並ぶ新館展示室。今回の展示にあたっては、建築家の伊東豊雄氏が、芸術監督の役割を引き受けており、野生動物の椅子と目が合うように、観覧者が低く座れる椅子を用意したという 撮影:筒口直弘
かわいらしいフォルムに幾何学的な文様――。原始的な造形と現代美術のような斬新さを併せ持つ数々の「椅子」は、ブラジルの先住民が制作したものだ。東京都庭園美術館で開催されている「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展では、ブラジル・サンパウロにあるベイ出版社の約350点のコレクションから、92点が紹介されている。

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