「みのり」は中国に取られた安倍「ラオス」外交の失策
7月23日、ラオス南東部のアッタプー県で建設中のダムが決壊した。韓国の大手財閥「SKグループ」傘下の「SK建設」を柱とする合弁企業体(「韓国西部発電」、タイ政府系「ラチャブリ電力」、ラオス国営企業が参加)によって建設が進められていたのだが、流れ出た大量の水が周辺集落を襲い、6000人以上の住民が家を失くし、多くの犠牲者が出た。
「欠陥工事だ」「人災だ」といった視点に立つ報道が国外でも流れるや、合弁企業の26%を出資する筆頭株主が「SK建設」であったことから、「やはり韓国は海外でもロクなことをしていない。韓国得意の手抜き工事だ。どうせ韓国企業が裏で汚いカネを動かしたに違いない」「日本の技術の出番だ」といった類の論評が、我が国の嫌韓系メディアから聞かれたものだ。
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