独選「大人の必読マンガ」案内
独選「大人の必読マンガ」案内(6)

ユーモアに殉じた「リベラリスト」:山田芳裕『へうげもの』

執筆者:高井浩章 2018年12月7日
エリア: 日本

 畢生の大作という言葉がある。「代表作」ではまだ足りない、生涯に一度しか書けない、渾身の一作という言葉だ。まだ50歳とはいえ、山田芳裕にとって、『へうげもの』(講談社、読みは「ひょうげもの」)はまさに畢生の大作だろう。

 主人公は美濃の戦国武将、古田佐介(のち古田織部正重然=おりべのかみしげなり、織部助重然)。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と3人の英傑に仕え、千利休とともに茶の湯文化を大成し、利休亡き後は天下一と称された茶人だ。

「数奇」というキーワード

山田芳裕『へうげもの』  講談社/566円

 この古田織部の生涯を描く『へうげもの』は、2つの軸を持って進む。

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執筆者プロフィール
高井浩章 1972年生まれ。経済記者・デスクとして20年超の経験があり、金融市場や国際ニュースなどお堅い分野が専門だが、実は自宅の本棚14本の約半分をマンガが占める。インプレス・ミシマ社の共同レーベル「しごとのわ」から出した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』がヒット中。 noteの連載はこちら→https://note.mu/hirotakai
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