「一帯一路」を軍事面から支える大規模「アフリカ派兵」

ジブチに開設された中国基地(C)AFP=時事
中国の「一帯一路」構想は、ユーラシア大陸とインド洋を舞台に東西をつなぐ交通路を充実させ、経済活動の促進を目指す構想である。同構想の西端に位置するアフリカにおける中国の経済的プレゼンスの増大については、今更説明する必要もないだろう。
本稿で注目したいのは、いまや日本でもよく知られているアフリカにおける中国の経済活動ではなく、アフリカにおける中国の軍事活動の実態についてである。
軍事活動は一般市民の目に触れる機会こそ少ないものの、「一帯一路」構想を直接的・間接的に支えており、その活動は2種類に大別できる。

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