ハガティ前駐日大使の注目される「上院議員」としての役割

執筆者:足立正彦 2019年10月25日
エリア: 北米 アジア
駐日大使に就任する際、ホワイトハウスで宣誓するハガティ氏(ホワイトハウスHPより)
 

【ワシントン発】 今から約1年後の2020年10月下旬には、大統領選挙や連邦議会選挙のキャンペーンは佳境を迎えており、マラソンに例えるのであれば、スタジアムのホームストレッチでゴールのテープを目指してランナーらによる熾烈な争いが繰り広げられているに違いない。

 その連邦議会選挙のうち、今後の日米関係を展望する点で非常に重要な上院議員選挙がある。

 それは、ドナルド・トランプ大統領より2017年3月に次期駐日米国大使に指名され、米議会上院での指名承認を受けて同年8月末に第30代駐日米国大使として東京に着任し、今年7月下旬まで約2年間在職していたウィリアム・ハガティ氏が出馬するテネシー州選出上院議員選挙である。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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