タイでは今年8月以来、プラユット内閣の退陣や王制改革を求める市民たちが、反政府デモを繰り返している。学生など若者たちが批判の矛先を君主にまで向けるのは、前例のない事態だ。
最近、欧州のメディアは、ラマ10世として即位したタイのワチラロンコン国王(68歳)が、1年の大半をドイツの風光明媚な観光地で過ごしている事実を頻繁に報道している。事態を重く見たドイツ政府では、ハイコ・マース外務大臣が、
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