
香港で国家安全維持法を施行した中国を批判したシュタインマイヤー独大統領。中国をこれほどはっきりと批判するのは極めて珍しい (C)EPA=時事
ドイツは、これまで主に経済的な理由から、中国に対して米国ほど厳しい態度を取ってこなかった。だがここ数年、同国が中国に対して向ける目が厳しくなりつつある。
「国際的な取り決めにも違反」
そのことを最も明確に示すのが、「社会民主党(SPD)」のフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領が去年夏に行った発言である。彼は公共放送局『第2ドイツテレビ(ZDF)』が7月12日に放映したインタビューの中で、

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