小泉進次郎「門前払い」からの「コロンビア大学大学院」華麗なる経歴ができるまで

2021年8月3日
エリア: アジア
G7気候・環境相会合で発言する小泉進次郎環境相[環境省提供] ©時事
「米国コロンビア大学院政治学部修士」「米国戦略国際問題研究所 (CSIS)研究員」など公式プロフィールは華麗だが、無理筋だった留学を後押しした関係者たちはいま一様に口を閉ざす。「ポエム大臣」「小泉進次郎構文」など次々と楽しいトレンドワードを生むだけでは、名門コロンビア大の名前が泣くが――。

「私たちはいわば二回、この世に生まれる。一回目は存在するために 二回目は生きるために」とは、18世紀の哲学者、ルソーの教育に関する言葉だ。

 第二の誕生とされる青年期の教育や学問の必要性を説いているのだが、これを薄っぺらく曲解すれば、よりよい就職のためにやはり学歴が大事なのだと勘違いする向きも少なくあるまい。

 将来の総理候補として、来る自民党総裁選に向けても何かと言動が注目される小泉進次郎環境大臣(40)が初めて政治家を志した大学生の頃、そんな考えが彼の頭をよぎったのかもしれない。関東学院大学を卒業した後、彼は突然、世界トップクラスの名門である米国のコロンビア大学大学院政治学部に進学し、修士号を取得した。学歴として、生まれ変わったといっても過言ではない大躍進を遂げている。ある私立大学の教授によれば、

カテゴリ: 政治
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