なぜバイデンの支持率は下がり続けるのか

執筆者:杉田弘毅 2021年10月27日
就任10カ月ですでに黄昏の気配が……(10月25日、ホワイトハウス)(C)EPA=時事
発足以来下がり続ける支持率――バイデン政権の凋落が顕著だ。それはアフガニスタン政策の失敗ばかりではない。内政でも“まとめられない”“決められない”大統領。さらにトランプ前大統領の影も……。

 ジョー・バイデン米大統領の支持率が下がる一方だ。米世論調査サイト『リアル・クリア・ポリティクス』によると、2021年10月23日時点で支持が42.3%、不支持が52.1%である。これは1月の政権発足時に比べて、支持率で13.2ポイントの下落、不支持率は16.1ポイントの上昇だ。支持率が下がり続ける傾向は政権発足以来一貫している。支持率30%台の調査も出てきた。

 最初から最後まで4割前後の支持率しか獲得できなかったのがドナルド・トランプ前大統領だが、バイデンの下落傾向はどこまで下がるか見通せず、トランプの安定低空飛行よりもある意味たちが悪い。バラク・オバマ、ジョージ・W・ブッシュ、ビル・クリントンら最近の大統領のこの時期(就任から9カ月)よりも低い。

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執筆者プロフィール
杉田弘毅 共同通信社特別編集委員。1957年生まれ。一橋大学法学部を卒業後、共同通信社に入社。テヘラン支局長、ワシントン特派員、ワシントン支局長、編集委員室長、論説委員長などを経て現職。安倍ジャーナリスト・フェローシップ選考委員、東京-北京フォーラム実行委員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科講師なども務める。多彩な言論活動で国際報道の質を高めてきたとして、2021年度日本記者クラブ賞を受賞。2021年、国際新聞編集者協会理事に就任。著書に『検証 非核の選択』(岩波書店)、『アメリカはなぜ変われるのか』(ちくま新書)、『入門 トランプ政権』(共同通信社)、『「ポスト・グローバル時代」の地政学』(新潮選書)、『アメリカの制裁外交』(岩波新書)など。
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