[マダガスカル発(ロイター)]かつては肥沃な土地だったマダガスカル南部のこの地域に、いまや風を遮る木はほとんどない。赤い砂が畑に、村に、道路そして食糧援助の小包を待つ子供たちの目に、いたるところに吹き付けている。4年間続いた、過去数十年で最悪の干魃と、炭焼きや農地を拓くための森林破壊が、この地域をダストボウルに変貌させた。
「収穫するものがないのです。だから食べるものがなく、飢えています」と、アンジェッキー・ビーンタラ近郊の世界食糧計画(WFP)の拠点を訪れたタリラは言う。彼女は7人の子を育てている。
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