【Analysis】地域格差是正が遠のいている「ブレグジット後」のイギリス経済

2022年7月2日
エリア: ヨーロッパ
経済の閉鎖性が増すことでダメージを受けたのは地方経済  (C)REUTERS/Tom Nicholson
EU(欧州連合)離脱の投票から6年、イギリス経済が貿易と投資によって成長へ向かうというブレグジットに寄せられた期待は今のところ実らない。そしてボリス・ジョンソン首相のもう1つの看板政策、地域格差是正に向けた「レベリング・アップ(平準化)」も危ぶまれている。

[ロンドン発(ロイター)]イギリスは新型コロナウイルス禍後に再開した世界経済の輸出増の波に乗り遅れた。過去12カ月間の伸びはG7(先進7カ国)中で最下位だ。英シンクタンクのレゾリューション・ファンデーションは、精彩を欠いたイギリスのパフォーマンスはブレグジット以降に増した経済の閉鎖性を反映していると指摘した。

 

   これを地域格差という視点で捉え直せば、2022年第1四半期、サービス業が中心のロンドン経済はコロナ禍前の2019年末より2.6%拡大した。それに対し、北アイルランド以外の地域はどこもパンデミック前の経済規模を回復することができていない。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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