
11月25日、新疆ウイグル自治区・ウルムチ市のものとされる、ゼロコロナ抗議活動の様子(中国のSNS「微博」より)
3年近く続いた中国の「ゼロコロナ」政策がようやく終わった。この間、新疆ウイグル自治区での少数民族への管理や弾圧が、防疫対策を名目としてさらに厳しくなった恐れがある。しかし情報統制も強まり、同自治区の状況はいっそう見えにくくなった。
異常に増えた「ジェナーザ」
中国当局の厳しい情報統制のため、在日ウイグル人であっても新疆ウイグル自治区の状況に関する情報は限られている。しかし彼らが今秋、郷里に残した家族らの安全や健康を案じたのには理由がある。郷里の家族らの死去に伴い、日本で葬儀を行う在日ウイグル人が急増したためだ。

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