5月10日以降の、ウクライナ北東部ハルキウ州で攻撃を仕掛けていたロシア軍の作戦が、鈍化してきたようだ。作戦当初の数日間は攻撃も進展し、国境地域を占領できたが、その後は占領地域を拡大することができず、ハルキウ市等に対する空爆が目立っている。特に、ハリキウ州リプツィにあるウクライナ軍の拠点に対し、最も破壊力があるといわれる滑空爆弾FAB-3000 M-54で攻撃した映像をロシア情報筋が6月20日に公開した。映像では、攻撃目標と思われる建物から10mほど離れた場所に着弾したにもかかわらず、かなりの破壊を引き起こしたと指摘した。
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