新たな規制の執行方法は、現時点では不明[レアアース鉱山の採掘現場に散水する作業員=2011年1月16日、中国・江西省南城県](C)REUTERS
[北京発/ロイター]17種類あるレアアース元素は、電気自動車から航空機エンジン、軍用レーダーに至るまで幅広い製品に不可欠な素材だ。
新たな規制のポイントは以下の通り。
中国は何を発表したのか?
中国はこれまでもレアアース輸出を厳格に管理していたが、10月9日に新たに5種類の元素を追加し、規制対象は合計で12種類となった。また、レアアースの採掘や精製に使われる多数の機器や材料の輸出も制限した。これらの工程では中国が世界をリードしている。
輸出業者は許可証の申請を義務づけられる。4月から実施された前回の規制では、レアアース磁石が不足し自動車メーカーが世界各地で生産を一時停止する事態となった。同様の混乱を懸念する声に配慮し、中国は許可の審査を円滑に進めるとしているが、防衛関連の申請は拒否し、先端半導体や特定の人工知能(AI)関連の案件は厳格に審査するとしている。
海外メーカーへの影響は?
中国政府は今回初めて、中国製の素材や機器を使って特定のレアアース製品を製造する外国企業にも規制を適用する方針を示した。これは
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