ケニアの首都ナイロビで8月27日、同月4日の国民投票で承認された新憲法の公布式典が挙行されました。新憲法の中身とケニア政治の今後についての分析はケニア内政の研究者に任せるとして、この「アフリカ部屋」では、隣国スーダンのバシル大統領が式典に出席したニュースについて記しておきたいと思います。国際法の威信や正義の実現にかかわる重大な問題と考えるからです。
バシル氏に対しては、スーダン・ダルフール紛争での集団殺害(ジェノサイド)などへの関与で、2009年3月と2010年7月にオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が発行されています。

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