民主党が、鳩山由紀夫代表、菅直人政調会長の主導で公明党の支持母体である創価学会批判を強めている。支持率の低迷から、民主党にはこのままでは総選挙で百二十議席程度しか確保できないという危機感があり、創価学会を批判することで反学会の宗教団体や保守層の支持をとりつけたいようだ。
特に仙谷由人企画長らが強硬派で、熊谷弘幹事長代理などは「今の政権は『森の中』(森喜朗首相と野中広務幹事長)ではなく、『池の中』(池田大作創価学会名誉会長と野中氏)政権だ」と語り、池田名誉会長の証人喚問を要求すべきとの声も党内に出ている。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン