エクソンモービルに日石三菱が対決姿勢

執筆者:Foresight 2001年8月号
タグ: 日本
エリア: アジア

 民族系元売りの最大手、日石三菱が米メジャー、エクソンモービルと日本国内で対決姿勢を強めている。日石三菱は、エクソンモービル系のエッソ、モービル、ゼネラルの各ブランドのガソリンスタンドに対するガソリン、軽油をはじめとする商品のバーター供給などの協力を、全国レベルで一切打ち切る方針だ。 その意図は明白で、「敵側のコスト削減に協力するつもりはない」(日石三菱関係者)ため。第一弾としてグループの石油精製会社・東北石油(仙台市)からモービルブランドのガソリンスタンドに供給していた製品の出荷を、契約が切れる来春に停止する。その他、西日本や北海道などで残るバーター契約も延長しない方針だという。

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