突如、引退表明する「現職・高齢・多選」首長たち

執筆者: 2003年1月号
カテゴリ: 政治 社会
エリア: アジア

 二〇〇三年は、四年に一度の統一地方選が行なわれる地方選挙の年。四月に投票が実施される統一選では、都道府県、市区町村の首長、議会議員の選挙が延べ二千カ所以上で行なわれる。 地方選挙、とりわけ首長と言えば、四選、五選は当たり前、共産党を除く既成政党が主義主張を乗り越えて現職候補を推薦し、共産系候補を蹴散らして圧勝というのが一般的なパターンだった。ところが有権者がこうした「地方選の常道」を拒否するケースが続出。候補者の側も敏感に反応し、知事選、政令指定市長選で、再選出馬確実とされていた現職が次々と引退を表明するなど、地方選に大きな変化の波が押し寄せている。

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