いま、日本に対する国際社会の眼は、東日本大地震による被災と、原発の安全神話の崩壊とに向き合う国民の意志の強さに注がれており、国力が如何ほどのものかが試されている。それに対して、政治の主導力が顕示され、また危機対処に臨む国民の決意が誇示され、揺るぎのない「復興へ向かう時代精神」の確立となって応えることが必要である。
国家の安全保障は、必ずしも軍事力の直接の行使によって維持されるものではなく、あらゆる要素からなる国力の総和が作り上げるものである。国家はどのようにして国力を整えてきたかについて、史実に基づきシリーズ検証することで、現代の安全保障のあり方の一隅を照らしたいと思う。
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