日本、米国、韓国、中国がそれぞれ権力の移行期にある中で、朝鮮半島をめぐる安全保障状況にいろいろな変化が生まれつつある。竹島(韓国名・独島)問題や尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題という領土紛争の激化による日韓・日中の対立の激化、中国の海洋拡張主義、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)後継政権登場による不確実性の増大という複雑な情勢の中で米国と韓国の関係にも大きな変化が生まれようとしている。特に、韓国のミサイル射程の延長や、2015年12月に迫った戦時作戦統制権の米国から韓国への移管と米韓連合司令部の解体という米韓関係の変化は、東アジアの平和と安定にどのような影響を及ぼすのだろうか。
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