サッカーの元日本代表監督であったイビツァ・オシムは、常日ごろから口癖のように次の言葉を語っている。
「サッカーとは、人生である。なぜなら、人生で起こることは、すべてサッカーでも起こるからだ。しかも、サッカーではもっと早く、もっと凝縮して起こる。つまり、人間が一生涯で経験できるものすべてが、非常に短い時間の中で起こりうるのだ。一度の人生で起こりうる美しいこと、醜いこと、すべて詰め込まれたのがサッカーなのである」(オシム著『日本人よ!』)
本コラムのタイトルは、オシムの人生と言葉に深く影響を受けてきた筆者が、このフレーズをアレンジしたものだ。

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