民主党の菅直人前代表が、旧社会党出身の横路孝弘前副代表、保守系の鳩山由紀夫元代表との接近を強めている。横路、鳩山両氏は国連待機部隊構想をめぐって小沢一郎前代表代行との連携に動いていたが、岡田克也代表の再選をいち早く支持した菅氏は、「ポスト岡田」に向けて動き出したという。 菅氏を支持するグループは八月末、横路氏を支持するグループと初の合同勉強会を開き、外交・安全保障問題を中心に定期会合を開いていくことで一致した。市民運動家出身の菅氏率いる菅グループと、旧社会党の流れをくむ横路グループとは、元来、近親憎悪の関係にあったが、近い将来の「合併」の可能性も浮上している。
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