中国で地方指導者の交代が相次いでいる。規定の引退年齢に達したケースより、適材適所を謳った昇格や配置転換が目立つ。昨秋、党中央軍事委員会主席に就任して名実ともにトップになった胡錦濤総書記が、「中南海を固め、いよいよ全国的な足場の強化を加速している」との見方を複数の幹部が示す。 各省・自治区のナンバー1である党委員会書記、ナンバー2の省長(各地の人民代表大会で正式に選出されるまでは代行)の主な異動は以下の通りだ。十二月は大がかりな玉突き人事になっている。[十月・十一月]陝西省=賈治邦省長→国務院民生省次官/陳徳銘副省長→省長代行
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン