国際論壇レビュー
米中が問う安倍首相の「歴史問題対応力」
米カリフォルニア州パームスプリングス近郊の保養施設「サニーランズ」で2日間にわたって行なわれたオバマ米大統領と習近平・中国国家主席の初の首脳会談は、消えかけていた「G2論」を世界に思い起こさせた。米中(G2)が世界運営を取り仕切るという考え方だ。会談で「新しいかたちの大国関係」を求めた習近平に対し、オバマも同意しているから、そんな懸念を日本が抱くのも無理はない。
6月12日付『ニューヨーク・タイムズ』への米外交専門誌『フォーリン・ポリシー』副編集長アイザック・ストーン・フィッシュの寄稿は、その辺の日本の不安をのぞき見る米側の視点という、面白いアングルを提供する【Realpolitik and Spinning the U.S.-China Summit, The New York Times, June 12】

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