サウジアラビア「王位交代」の地ならし完了か

ファハド現国王の体調悪化が切迫感をもって語られる中、「スデイリ・セブン」との対立を解消したアブドラ皇太子が積極外交を開始した。 五月下旬、サウジアラビア・ファハド国王の健康悪化が各国メディアで一斉に報じられた。サウジ国営通信は「入院後の経過は良好」と発表したが、「何度も意識を失っている」と伝えるアラブメディアもあり情報は錯綜。ロイター通信などによると、肺炎をおこして高熱を発した国王は検査の結果、肺にたまった水を抜く処置を受けた。六月に入ってから現在(七月十一日)までは、容態は比較的安定しているようだ。

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