政治をゼロから考える (25)

政治をよくするために私たちは何ができるのか

執筆者:宇野重規 2013年9月10日
タグ: 日本
エリア: アジア

質問 「政治をよくするために、私たちに何ができるのでしょうか」

 

 この連載も最終回となりました。やはり、最後はもう一度、もっとも基本的なテーマについて考えてみたいと思います。政治をよくするために、私たちに何ができるのでしょうか。

 もちろん、基本は選挙で1票を投じることです。とはいえ、みなさんのなかには、「そうはいうけれど、たった1票を入れることと、政治を変えることとの間には、かなりの距離があるのでは」という方もいるでしょう。あるいはむしろ、それが現代において誰もが抱く実感なのかもしれません。はたして、選挙以外に、私たちに何ができるのでしょうか。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
宇野重規(うのしげき) 1967年生れ。1996年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。著書に『政治哲学へ―現代フランスとの対話』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトン特別賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社、サントリー学芸賞)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)、共編著に『希望学[1]』『希望学[4]』(ともに東京大学出版会)などがある。
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