中国大型企業のタイ進出が加速してきた。両国は二〇一〇年の貿易総額五百億ドルを目標に、政府主導で一気に緊密さを増しつつある。 上海汽車は先頃、タイ最大の華人系企業集団CP(チャローン・ポカパン/華字名で正大集団)グループ、欧州車輸入専門ヨントラキットの二社と合弁工場設立で合意した。二年以内に乗用車とミニバンを生産し、アジア太平洋地区向けに出荷する予定。バイク最大手の嘉陵集団、同じくバイクの江門中裕摩托集団もまた、ASEAN(東南アジア諸国連合)やインド、バングラデシュ市場を標的にタイでの生産を開始する。
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