落胆の後の歓喜――。11月に開いた中国共産党の3中全会に対する世界の評価は振り子のように揺れた。終幕した12日に発表された「コミュニケ(公報)」は抽象論と保守的な表現が多く、習近平政権では改革が進まないとの印象を内外に与えたが、一転して15日に出された「決定」は15分野60項目の具体的かつ野心的な改革方針を示し、世界の中国研究者、中国ウオッチャーに強い改革への意欲を訴えかけたからだ。
いったいどちらが本当の姿なのか?
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン