今年の7月、J2のコンサドーレ札幌にベトナムの英雄、レ・コン・ビンが加入したとき、私は興奮に震えた。レ・コン・ビンという選手を知っていたからではなく、この移籍がサッカーのアジア時代の幕開けとなるかもしれないからだ。
レ・コン・ビンはチームになじむまでにしばらくかかったものの、シーズン末期にはその能力を発揮し始め、2得点を記録、コンサドーレのサポーターからの信頼も獲得した。
そして、それ以上に盛り上がっていたのが、ベトナム国内である。レ・コン・ビンの一挙手一投足をベトナムメディアは追い、J2の試合も国内で放送されるようになったという。
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