貞さんから受け継いだもの(上)

執筆者:六車由実 2014年3月7日
タグ: 日本
エリア: アジア

 伊藤貞さんが自宅で転倒して足を骨折したらしい。今、公立病院に救急搬送されました。

 村松さん(すまいるほーむの本社・有限会社ユニットの社長であり、貞さんのケアマネジャーでもある)からの電話を受けたのは、昨年の暮れ、12月20日の午前10時を過ぎた頃だった。すまいるほーむでは朝の挨拶も終わり、午前中の体操を始めたところ。その日の体操の担当になっていた私はひとまず他のスタッフに交代してもらって電話に出たのだが、その突然の連絡に愕然とし、受話器を置いてからもしばらく頭の中が激しく混乱してその場を動くことができなかった。

カテゴリ: 社会 政治 カルチャー
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執筆者プロフィール
六車由実 1970年静岡県生まれ。民俗研究者。デイサービス「すまいるほーむ」管理者・生活相談員。社会福祉士。介護福祉士。2008年に東北芸術工科大学准教授を退職し、静岡県東部地区の特別養護老人ホームの介護職員に転職。2012年10月から現職。「介護民俗学」を提唱し実践する。著書に『神、人を喰う』(第25回サントリー学芸賞受賞)、『驚きの介護民俗学』(第20回旅の文化奨励賞受賞、第2回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞)。
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